Mac mini 1Uサーバ化〜2014年バージョン

昨年コチラでMac miniを1Uラックマウントサーバ化した際のハナシを書いたけど,その後サーバの増設が必要になり,再度組み立ててみました。その際の様子をメモがてら。

今回もソネット社の“xMac mini Server”なる1Uエンクロージャを手配。Mac miniを内部に固定し,Thunderboltケーブルを引き回すことで,複数のPCI Expressカードを挿せるようになるシロモノです。前回調達した“XMAC-MS”から“XMAC-MS-A”に型番が変わり,USBポートが3.0に対応したほか,PCIeのハーフレングススロットとフルレングススロットの位置が反転したり,電源ユニットが整理されたりと,内部構造がちょこちょこ変わっていますね。新モデルの方がエアフローもよさそうです。

前回は外部ストレージ用に Fusion-io社の“io-FX”というPCIe SSDを入手しましたが,Mac向けドライバの最新OSへの対応が遅いこともあり(そもそもMac用ドライバを提供してくれているだけでもありがたいのだけど…),ドライバレスで動く“Tempo SSD”を取り付けることにしました。この製品は,単品ではストレージ機能はないものの,任意のSATA SSDを最大2台取り付けることができるPCIeカードで,専用のPCIe SSDと比べると性能は若干落ちるものの,容量やパフォーマンスに応じたSSDを自由に選べるメリットがありますね(そしてトータルコストも想定的に安価)。ちなみに写真では,IntelのDC3500 480GBというモデルを取り付けています。

セッティングは簡単。Mac miniをガイドに沿ってはめ込んだ後にケーブルを引き回し,必要に応じてPCIeカードを差し込めばOK。今回のケースでは TimeMachineバックアップを定期的に走らせる関係で,2TBの2.5インチハードディスクも空きスペースに設置しています。一応ぐらつかないように粘着性の耐震シート(ジェル)を挟んだ上で。

あとは起動確認を行い,ラックマウントサーバに設置すればOKなのですが,OS X Mavericks以降,モニターをつながない状態(いわゆるヘッドレスモード)でMac miniを起動すると,ビデオドライバが正常にロードされないらしく,Remote Desktopで操作するとマウスが極端に遅延して動く困った現象が発生します。そのため,ワザワザHDMIポートに接続するとディスプレイがつながった状態をエミュレーションするのダミーアダプタまで作られている(参考)ほどなのですが,海外から輸入するのも面倒なので,こちらの情報を参考にダミーVGAアダプタをつくってみました。

確かにコイツをDisplayportに挿しておくと,Remote Desktop操作時も画面描画がもたつかなくなりましたが,1基しかない貴重なThunderboltポートをツブしてしまう点や再起動時に時々認識しなくなる(=画面のもたつきが再発)するのが難点ですねぇ。

おまけ

Mac miniの1U化のハナシとは直接は関係ないけど,VMware Fusion上で仮想化したOS X Mavericks や Yosemite を立ち上げっぱなしにしていると,仮想化ホスト/クライアントともに動作が緩慢になり,ホスト側のOS再起動までレスポンスがわるくなる事象がしょっちゅう発生して困っていました。調べたところ,VMware Fusionのイメージディスクファイル(.vmwarevm)を右クリックして「パッケージの内容を表示」を選び,表示されたフォルダ内に存在する .vmxファイルをエディタで開き,以下の設定を追記→仮想マシンを立ち上げで(私の環境では)解消しました。ご参考まで〜。

mainMem.useNamedFile = “FALSE”
MemTrimRate = “0”

外付SSDも1TBでびゅー

さまーの棒茄子もデタので,以前から気になっていたCrucialのSSDを調達してみました。M500という先代のモデルでは最大容量が1TBにギリギリ及ばない960GBでしたが,今春リリースされた最新モデル(M550)では最上位がついに1TBピッタリの容量となったため,チト高かったですがコチラを入手した次第〜。40GBの差とはいえ,結構大きいからねぇ。

で,届いた製品はコチラ。7mm厚なのでスペーサー付きだけど,PCに内蔵せずにドライブケースへ入れるなら使わないかもね。

当方は例によって,SATA-Thunderbolt変換アダプタ(Seagate GoFlex Thunderbolt Adapter)経由で使用することに。ベンチマーク(Xbench)の結果は以下の通り〜。

Crucial M550 1TB Thunderbolt HFS+

Crucial M550 1TB Thunderbolt HFS+

いまではすっかりSSDの速さに慣れてしまったからか,もはや爆速って印象はないけれど,やはりハードディスクとは比べものにならない速度で読み書きしてくれます。Aperture(←先日ディスコンになってシマタ ;。;)で300枚ぐらいの写真を一気に切り替えても,ハードディスクだと途中でキャッシュが尽きて引っかかったりモッサリとした動きになるのに,M550へApertureライブラリを移動して開いたところ,最後の写真までまったく止まらずに読み込むことができました。スバラシイ。ただ…Thunderboltアダプタとの相性なのか,細かいファイルを大量にR/Wしたからなのか,使い始めてから2週間で2回もファイルシステムが壊れて初期化するハメになってしまいました。S.M.A.R.Tをみる限り,メディア(M550)側の不良ではなさそうなのでしばらく様子をみるつもりだけど,長期的な信頼性は未知数です,ハイ。

JetDrive Lite 360を使ってみた

Transcendから突然発売されたMacBook専用SDカードこと“JetDrive Lite”をAmazonでぽちっとなしてしまいますた。何がMacBook専用なのかと言うと,MacBook Pro/AirのSDカードスロットは,マチが浅くてカードを差し込んでも半分ぐらいしか収まらないのですねー。なので,せっかくSDカードスロットが内蔵されているのに,持ち運び時にSDカードを挿しっぱなしにできないのですYo(できないことはないのだろうけど,ポキッと折ってしまいそうなので,最低でも私はやりたくナイ^ ^;)。そんなこともあってか,ワザワザMacBookのSDカードスロットの長さに合わせた“The Nifty MiniDrive ”なるMicroSDカード内蔵コンバータ(というのかな)的なガジェットも発売されているぐらいなのだけど,MicroSDカードって正直書き込みが遅杉で,内蔵SSDはおろか,USBフラッシュメモリ的な使い方もキビシイと思うのですね〜。そんな折,高速読み書き(公称値 Read Max 95MB/s,Write Max 60MB/s)を謳った専用SDカードが出ると聞くや,恒常的なストレージ不足に嘆く身としては興味津々ということもあって,即座にオーダーしてしまった次第。で,届いたのが以下のようなパッケージ。

うーん。ブリスター加工ではないものの,一度開封すると元には戻らない箱のようですな。同梱物も必要最小限。もっとも,本体以外の付属品は何も要らないケドね。そして,手持ちのMacBook Pro Reina 15インチ(Late 2013)に取り付けた絵はこんな感じ。

おぉ,さすが専用設計だけあって,寸分違わず格納できますな。ただ,その分取り出しにくいので,一度装着したら常時挿しっぱなしという運用が前提でしょうね。ちなみにMacBook Pro/Air はモデルによってSDカードスロットのマチが異なるので,この製品もMac側の型番にあわせて複数のバリエーションがリリースされているようです(参考)。購入される方は,間違ったモデルを注文しないよーにご注意あれ。

差し込んだところ,一応SDカードということもあって,exFAT形式でフォーマットされており,Mac上でも通常のSDカードとして認識されました。そこで,ホントに公称値が出るのか試すため,ベンチマークを取ってみました。本運用ではHFS+で使うため,両方のフォーマットで速度を測ってますので(※あくまでも私の環境下での参考値としてみてくださいな)。

JetDrive Lite 360 exFAT

Transcend JetDrive Lite 360 128GB exFAT

JetDrive Lite 360 HFS+

Transcend JetDrive Lite 360 128GB HFS+

結果は…うーん。まぁこんなものでしょーか。256KブロックのR/Wは,ほぼ公称値通り出ている気がするものの,4kブロックのランダム読み書きが足を引っ張っていますな(大概のストレージは,細かいデータのランダム読み書きは遅くなるんだけどね)。試しに20GBほどの写真データ(1ファイル当たり5MB前後)をコピーしたところ,30分ぐらいかかりましたね。でも,読み出し時の体感速度はベンチマークよりも速くて,一度コピーしてしまったらファイルの展開はそこそこストレスない速度で動いてくれました。というわけで,結論を言えば,あまり書き込みが発生しない単一ファイル(辞書など)の置き場として使うのが吉のよぉです。

やっぱりThunderbolt SSDは速いのぉ

4月から某大学の社会人大学院生になったのだけど,研究(分析)に使うため,これまでシゴトで手掛けてきたシステム一式を仮想化したポータブルドライブを用意する必要が生じたのですねー。で,まずはUSBメモリとしては最速の部類と思われる“Sandisk 128GB Extreme PRO”を調達して,仮想化したイメージファイルを叩きこんだものの…USBメモリ上で仮想環境(VMware Fusion)を動かすには…遅い,遅すぎる。確かにシーケンシャルアクセスはそこそこ速いので,イメージファイルのコピーは思いのほか速かったものの,実際に仮想環境(Mavericks on Mavericks)を立ち上げると,起動に5分ぐらいかかってしまうのですねぇ。立ち上がった後はまぁそこそこの速度で動くものの,盛大なプチフリ(といえるレベルじゃない書き込み遅延^ ^;)が多発し,このまま使っていたらすぐにメモリセルを痛めて使い物にならなくなりそうな気がして,一週間で使用を断念しました(その後,一般用途のUSBメモリとして活躍中)。
で,他に手頃&コンパクトな爆速ドライブがないかと探してみたところ…外付SSDって思いのほか選択肢がないのですねぇ。正確には,2.5インチの内蔵用SSDを外付化するタイプのドライブケース的な製品はチラホラあるものの,最初からフラッシュメモリであることを生かして持ち運びに特化した超小型外付SSDって数えるぐらいない模様。そこで,以前購入したことのあるTranscendの“ESD200”というUSB 3.0タイプの外付小型SSDの追加調達を検討するも…需要がないのか,地味に値上がりしていますなぁ…で断念(Macだと,USBフラッシュメモリに対するTrimコマンドが効かないのも却下した理由の一つ)。そうこうしているうちに実質的な選択肢がなくなっていき,唯一条件に当てはまったのがSilicon Powerの“T11”というThunderbolt接続タイプの外付SSD。120GBしかないのに実売2万円台と割高感が漂っておりますが,Thunderbolt対応というマニアックさ&ポテンシャルの高さに期待してポチッとなしてしまいました。人柱erとしてはぶっちゃけ,Silicon PowerってADATAと同じクラスのややイマイチ品質な印象がどーも昔からあるのだけど,“T11”に関してはいい意味で期待を裏切ってくれました(※現時点では^ ^;)。届いた商品はこんな感じ。

Silicon Powerらしくなく,予想以上に高級感があるじゃないですか〜。しかも,短めのThunderboltケーブルが付属しているのも○。できれば,専用ケースも付けて欲しかったところだけど,とりあえず持ち運ぶときは手持ちのイヤホンケースに入れておりまする。
で,肝心のパフォーマンスといえば…うん合格っ。Xbenchのベンチマークを取ってみたところ,Thunderbolt接続ということも大きいのだろうけど,シーケンシャル・ランダムアクセスともにバランス良くスピードが出ていますね。Xbenchで以前ベンチを取ったThunderboltアダプタ経由の2.5インチSSD(Intel SSD 520あたり)よりもむしろ速いぐらいでした。仮想環境の起動はMacBook Proの内蔵SSDと比べると3倍ぐらいかかるものの,一旦起動してしまえばプチフリらしきものもなく,至ってスムーズに動作しますねー。ただ,Thunderboltの宿命なのか,筐体が湯たんぽよろしく暖かくなります。ヤケドするほどじゃないけど,起動中の2.5インチハードディスクを触ったぐらいの熱を感じますな。まだ長時間使ったわけじゃないので,今後どれぐらい持つかは分かりませんが,貴重な研究データを入れて持ち歩く故,いきなり笑点…もとい昇天しないことを願っておりまする〜。

以下,参考までにSilicon Power T11,SanDisk Extreme Pro,Transcend ESD200のベンチマークを載せておきますね。あくまでもベンチマークの一例ということで鵜呑みにはせぬよう(笑)。

Silicon Power T11 120GB Thunderbolt  HFS+

Silicon Power T11 120GB Thunderbolt接続 HFS+

SanDisk Extreme Pro

SanDisk Extreme Pro 128GB USB 3.0接続 HFS+

Transcend ESD200

Transcend ESD200 256GB USB 3.0 HFS+

iPad用外付けボードカバーがなかないヨイ

iPad miniにつないで使用するBluetoothキーボードを以前からアレコレ試しているものの,結局Mac使い(マカー)兼かな入力派(かならー)にとっては,純正ワイヤレスキーボードを超えるものはナイとの結論に達した次第…が,いかんせん,元々持ち運び用に設計されているわけではないので,かさばるし形状上iPadと一体的に使うのがなかなか難しいンですな。で,なにかいいケースがないか調べてみたところ,Apple StoreでIncase製のキーボードカバー(Incase Workstation for Apple Wireless Keyboard)が売られているのを見つけ,iPad mini向けとは書かれていないけど,モノは試しにと注文してみました。で,届いたのがコレ。

開けたところ,ただのプラスチッキーなカバーが入っているだけで,なんで“Origami Workstatin”なんて妙な名前がついているのだろうと首を傾げたのだけど,実際にキーボードを取り付け,背面の折り目に沿って面ファスナー同士をくっつけてみたところ疑問が氷解。

おお,折り紙のようにケースが立体形状になるではないかー。このこの三角錐の平面部分にiPadを立てかけると,ちょうどいい具合にスタンドとなるワケです。

じつは結構前からある製品らしく,サポートモデルに現行世代のiPad Air/mini は書かれていないものの,iPad miniに関しては純正ケースに入れたまま立てかけてもまったく問題なくタイピングすることができました。傾斜角も適切で,Wireless Keyboardそのもののポータビリティのわるさ(デカさ・厚み)に目をつぶれば,移動中に文章を打つのがすこぶるはかどりそうな一品です。

…ただ,Apple Wireless KeyboardでJISかな入力をしてみたところ,iOS 7.1で試した限り,Apple純正アプリ以外では長音をはじめとするキーボード右端の列の文字がナゼか印字通りに入力できないようなのです。しかも@の位置もおかしくなるし。どうやらUS配列のキーボードとして誤認識されるようなのですな。不思議なのは,Pagesやメモ,リマインダといった純正アプリだけは,どの文字も正しく入力できるよーで。これは,各アプリの対応待ちなのかなぁ。EvernoteやOneNoteでバリバリ文字打ちしたかったのだけどね(長音もまったく入力できないワケではなく,配列が別のキーにズレてしまっているだけなので,都度注意すれば打てるのだけど)。