JetDrive Lite 360を使ってみた

Transcendから突然発売されたMacBook専用SDカードこと“JetDrive Lite”をAmazonでぽちっとなしてしまいますた。何がMacBook専用なのかと言うと,MacBook Pro/AirのSDカードスロットは,マチが浅くてカードを差し込んでも半分ぐらいしか収まらないのですねー。なので,せっかくSDカードスロットが内蔵されているのに,持ち運び時にSDカードを挿しっぱなしにできないのですYo(できないことはないのだろうけど,ポキッと折ってしまいそうなので,最低でも私はやりたくナイ^ ^;)。そんなこともあってか,ワザワザMacBookのSDカードスロットの長さに合わせた“The Nifty MiniDrive ”なるMicroSDカード内蔵コンバータ(というのかな)的なガジェットも発売されているぐらいなのだけど,MicroSDカードって正直書き込みが遅杉で,内蔵SSDはおろか,USBフラッシュメモリ的な使い方もキビシイと思うのですね〜。そんな折,高速読み書き(公称値 Read Max 95MB/s,Write Max 60MB/s)を謳った専用SDカードが出ると聞くや,恒常的なストレージ不足に嘆く身としては興味津々ということもあって,即座にオーダーしてしまった次第。で,届いたのが以下のようなパッケージ。

うーん。ブリスター加工ではないものの,一度開封すると元には戻らない箱のようですな。同梱物も必要最小限。もっとも,本体以外の付属品は何も要らないケドね。そして,手持ちのMacBook Pro Reina 15インチ(Late 2013)に取り付けた絵はこんな感じ。

おぉ,さすが専用設計だけあって,寸分違わず格納できますな。ただ,その分取り出しにくいので,一度装着したら常時挿しっぱなしという運用が前提でしょうね。ちなみにMacBook Pro/Air はモデルによってSDカードスロットのマチが異なるので,この製品もMac側の型番にあわせて複数のバリエーションがリリースされているようです(参考)。購入される方は,間違ったモデルを注文しないよーにご注意あれ。

差し込んだところ,一応SDカードということもあって,exFAT形式でフォーマットされており,Mac上でも通常のSDカードとして認識されました。そこで,ホントに公称値が出るのか試すため,ベンチマークを取ってみました。本運用ではHFS+で使うため,両方のフォーマットで速度を測ってますので(※あくまでも私の環境下での参考値としてみてくださいな)。

JetDrive Lite 360 exFAT

Transcend JetDrive Lite 360 128GB exFAT

JetDrive Lite 360 HFS+

Transcend JetDrive Lite 360 128GB HFS+

結果は…うーん。まぁこんなものでしょーか。256KブロックのR/Wは,ほぼ公称値通り出ている気がするものの,4kブロックのランダム読み書きが足を引っ張っていますな(大概のストレージは,細かいデータのランダム読み書きは遅くなるんだけどね)。試しに20GBほどの写真データ(1ファイル当たり5MB前後)をコピーしたところ,30分ぐらいかかりましたね。でも,読み出し時の体感速度はベンチマークよりも速くて,一度コピーしてしまったらファイルの展開はそこそこストレスない速度で動いてくれました。というわけで,結論を言えば,あまり書き込みが発生しない単一ファイル(辞書など)の置き場として使うのが吉のよぉです。