貝塚線で引退迫る西鉄313形に乗ってきた

日本初のモノコック構造の車両にして“還暦”を迎えてなお走り続ける西鉄貝塚線313形電車もついに来年1月に引退することが決まり,運行終了を記念して往年のベージュ&マルーンに塗り直されて走っていると聞きつけ,久々に貝塚線に足を伸ばしてきました。

貝塚駅の改札を通ると,運良く目の前にリバイバルカラーの313形が止まっているではないか〜。

 大手私鉄のクルマとは思えないアナログ感満載な運転席と高架区間を走る車両のギャップが面白い。

車内の様子。大きな片開き扉の車両も西鉄電車では最後かな。

 西鉄新宮駅着。往年の旧社紋も再現されてますね。

2007年の部分廃止以前はこの先(西鉄新宮以東)も津屋崎まで線路が続いていたのだけど,跡地に家が建っていて廃線跡がよく分からなくなっていました。

おまけ

貝塚駅の目の前にある貝塚公園には,レアな車両やら飛行機やらが展示されています(だいぶん痛んでいるケド)。むかし公園そばのキャンパスに長いこと通っていたけど,よく考えると貝塚公園をじっくり散策したことがなかったな,と思いついでに足を延ばしてきた次第〜。

 

今年の拙者的ワーストプロダクト

今年も残すところあと3日となりましたが,皆さまご盛栄のこととお喜び(以下省略^ ^;)。

さて,4月から社会人大学院生の身となり,テツ旅に出たりなかなかじっくりガジェットをいじる時間も取れない感じですが,合間合間にちょこちょこ無駄使い…もとい身銭を切ったIT関連製品のれびゅー(?)などを行っている次第で,今年いっちばん激おこ(死語)だったのはですねぇ…海門の3TBハードディスク“ST3000DM001”←おまえじゃー(苦笑)。一体何台壊れるんだというぐらい,毎月のようにお亡くなりになりまして,現時点で6台昇天しましたよ(元はこのあたりで買ったヤツね)。以前よりあまり評判のおよろしくないドライヴではありましたが,同型ディスク所有数12台に対し6台とは…故障率50%! しかも,OEMで供給されている外付ドライブ内で壊れてしまうと,RMA(製造元による返品保証。一般的には出荷後2〜3年間有効)が効かず,そういう製品は大抵皮(=筐体)が1年保証なので中身も同じく無償交換NGで,結局ナキネイリするしかないンですわ。いい具合に1年と2ヵ月ぐらいでタイマー発動しやがるし〜(T-T)。

…というわけで,RMAが効くものについては,都度リファビッシュ品と交換してもらうもブロークン頻度高杉で追いつかず,けっきょく今はWD REDの4TB(WD40EFRX)に鋭意移行中でアリマス。円安もあってハードディスクも高値が続くけど,こればっかりは仕方ないからね…。まぁせめてもの救いは,致命的なデータ消失の自体には至らず,よくもわるくもミラーリングバックアップとRAIDの効果&重要性を実感した一年でありました,とさ。

P.S. ちなみにブービー賞は,芝の2.5インチキワモノハイブリッドHDDこと“MQ01ABD100H”。1TBの2.5インチハードディスクに8GBのSSDを混載し,リード・ライト時のキャッシュ代わりにフラッシュメモリを使うことで,HDDのボトルネックを解消しつつ,単体の1TB SSDよりも価格を抑えた製品なのだけど,コチラも1年そこらでご退場(=故障)とあいなりますた。壊れてから知ったんだけど,RMAやってないんだよね,芝は…。

iPad Air 2ゲット…しかーし

iPad mini Retinaディスプレイモデル改めiPad mini 2のサイズ感が気に入ってを愛用してきたのだけど,最近Kindle本を読んでいると画面の右下のあたりが“黄ばんで”いるのに気がつき,読書中も目が行ってしまって仕方なかったのですね…。購入した当初は気がつかなかった or 黄ばんでいなかったのかもしれないけど,元々軽量化のためにバックライトを減らしているとのハナシを聞いたことがあるので,多少色むらがあるのは仕方ないのかな,と思う一方,近頃は研究関係の文献に目を通すこともあるので,もうちょっとディスプレイも大きい方が見やすいよなぁ,と例によって物欲を正当化し,気がついたらiPad Air 2をポチっとなしてしまいました(^ ^;)。そんなワケで,開封の儀をば。

例によってミニマムな梱包ですな。iPad mini 2とのサイズ比較はこんな感じ。

両方ともCellularモデルなので,電波を通すための背面上部のプラ加工が見栄え的に若干ザンネンなものの,普段はケースに入れて使うのであまり目にすることはないかも。ケースといえば,今回は(も?)アポー純正のSmart Caseを所望ナリ。フィット感はカンペキだけど,うーん,内心ボッタ価格だと思ふ(^ ^;)。

で…問題発生。wktkで電源を入れてみると…め,目が〜…じゃなくて,液晶がですね,ムラってるんですよ(写真じゃ分かりにくいケド)。たしかに個体差といわれればそれまでだけど,iPad mini 2の変色に嫌気がさして買い換えたのに,こちらもイマイチ萌えない…もといイケていない子だったのですねぇ。いちお,サポートダイヤルに電話して相談してみるつもりだけど,どうなることやら。

後日談:AppleCareに上記の症状を伝えたところ,交換対応してもらえました。もっとも,届いた交換品もややマシかなというぐらいだったので,けっきょくコレは製品の許容範囲だと判断しました。思えば,iPadの最初のRetineディスプレイモデルはチト重かったものの,隅々までクリアでまったく「ムラっ気」なかったのだけどなぁ…。
※個体差なので,クッキリハッキリなアタリ筐体もあると思われます。

ハイブリッドHDDが壊れたので分解してみた

1TBの2.5インチHDDに8GBのNAND(MLC SSD)を混載し,単体のハードディスクよりも読み書き速度を大幅に向上させつつもストレージ単価を抑えた東芝のハイブリッドHDDこと“MQ01ABD100H”が購入後ちょーど1年で壊れてしまいますた。ショップ保証だけでRMA(製造元による返品保証)がなかったので,交換することもかなわず,仕方なくバラシてみました。

見た目は,ただの2.5インチハードディスク。

右の写真のコレが8GBのフラッシュメモリかな…。

フラッシュメモリやコントローラが実装されている基板の厚み分だけ,ハードディスクの筐体が凹んでますね。また,普通のハードディスクではあまりみかけない筐体とボードを接続するコネクタがありました。

他には特徴的なパーツはなくバラシ終了〜。プラッタは2枚でした。

Mac mini 1Uサーバ化〜2014年バージョン

昨年コチラでMac miniを1Uラックマウントサーバ化した際のハナシを書いたけど,その後サーバの増設が必要になり,再度組み立ててみました。その際の様子をメモがてら。

今回もソネット社の“xMac mini Server”なる1Uエンクロージャを手配。Mac miniを内部に固定し,Thunderboltケーブルを引き回すことで,複数のPCI Expressカードを挿せるようになるシロモノです。前回調達した“XMAC-MS”から“XMAC-MS-A”に型番が変わり,USBポートが3.0に対応したほか,PCIeのハーフレングススロットとフルレングススロットの位置が反転したり,電源ユニットが整理されたりと,内部構造がちょこちょこ変わっていますね。新モデルの方がエアフローもよさそうです。

前回は外部ストレージ用に Fusion-io社の“io-FX”というPCIe SSDを入手しましたが,Mac向けドライバの最新OSへの対応が遅いこともあり(そもそもMac用ドライバを提供してくれているだけでもありがたいのだけど…),ドライバレスで動く“Tempo SSD”を取り付けることにしました。この製品は,単品ではストレージ機能はないものの,任意のSATA SSDを最大2台取り付けることができるPCIeカードで,専用のPCIe SSDと比べると性能は若干落ちるものの,容量やパフォーマンスに応じたSSDを自由に選べるメリットがありますね(そしてトータルコストも想定的に安価)。ちなみに写真では,IntelのDC3500 480GBというモデルを取り付けています。

セッティングは簡単。Mac miniをガイドに沿ってはめ込んだ後にケーブルを引き回し,必要に応じてPCIeカードを差し込めばOK。今回のケースでは TimeMachineバックアップを定期的に走らせる関係で,2TBの2.5インチハードディスクも空きスペースに設置しています。一応ぐらつかないように粘着性の耐震シート(ジェル)を挟んだ上で。

あとは起動確認を行い,ラックマウントサーバに設置すればOKなのですが,OS X Mavericks以降,モニターをつながない状態(いわゆるヘッドレスモード)でMac miniを起動すると,ビデオドライバが正常にロードされないらしく,Remote Desktopで操作するとマウスが極端に遅延して動く困った現象が発生します。そのため,ワザワザHDMIポートに接続するとディスプレイがつながった状態をエミュレーションするのダミーアダプタまで作られている(参考)ほどなのですが,海外から輸入するのも面倒なので,こちらの情報を参考にダミーVGAアダプタをつくってみました。

確かにコイツをDisplayportに挿しておくと,Remote Desktop操作時も画面描画がもたつかなくなりましたが,1基しかない貴重なThunderboltポートをツブしてしまう点や再起動時に時々認識しなくなる(=画面のもたつきが再発)するのが難点ですねぇ。

おまけ

Mac miniの1U化のハナシとは直接は関係ないけど,VMware Fusion上で仮想化したOS X Mavericks や Yosemite を立ち上げっぱなしにしていると,仮想化ホスト/クライアントともに動作が緩慢になり,ホスト側のOS再起動までレスポンスがわるくなる事象がしょっちゅう発生して困っていました。調べたところ,VMware Fusionのイメージディスクファイル(.vmwarevm)を右クリックして「パッケージの内容を表示」を選び,表示されたフォルダ内に存在する .vmxファイルをエディタで開き,以下の設定を追記→仮想マシンを立ち上げで(私の環境では)解消しました。ご参考まで〜。

mainMem.useNamedFile = “FALSE”
MemTrimRate = “0”